DMVが初の営業運行

徳島県海陽町の第三セクター阿佐海岸鉄道は2021年12月25日、道路と線路の両方を走れる「デュアル・モード・ビークル(DMV)」での初の営業運行を開始した。徳島県海陽町と高知県室戸市の間で運行。途中、県境にまたがる線路も走る。DMVはマイクロバスを改良したもので、定員は約18人。タイヤ付きの四輪と列車用の車輪を備える。「バスモード」ではタイヤで走行するが、鉄道走行時は最前部と最後部で軌道走行用ガイド綸を出して「鉄道モード」として対応する。このガイド綸によって鉄道路線を走行する時はマイクロバスの前輪が操舵に影響を及ばさないようフロントを持ち上げ、ハンドルを固定して線路上を走行できる。

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