迷惑メールで初の賠償命令

携帯電話のメールサービスの利用契約に反して、大量のあて先不明の迷惑メールを発信したとして、NTTドコモが、東京都中野区のメール送信業者に損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は2003年3月25日、請求通り約650万円の支払いを命じた。ドコモによると、迷惑メール業者に賠償を命じる判決は初めて。判決によると、ドコモは、迷惑メールの影響を防ぐため、一般のメールとは別の方法で送信できる「特定接続サービス」を設定。業者はこのサービスを申し込んで逆に悪用し、2002年4−5月に405万通近いあて先不明メールを送った。

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