コイ大量死、日本でコイヘルペスウイルス病の初被害

茨城県は2003年11月2日、コイヘルペスウイルス病のため、霞ケ浦で養殖していたコイ約660トン分が死んだと発表した。同県によると、このウイルスは1997年にイスラエルで初めて見つかり、日本で確認されたのは初めて。人間には感染せず、感染したコイを食べても健康に影響はないが、茨城県は養殖業者に出荷自粛を要請した。県漁政課によると、約660トンは2002年1年間に販売された霞ケ浦の養殖ゴイの約16%、被害額は1億5000万円前後に上るとみられる。

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