CDとSACDのハイブリッドディスクを発売

株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント (SME)は2003年7月7日、従来の音楽CDと高音質な「スーパーオーディオCD」(SACD)をハイブリッド化し、1枚のディスクで両方式のプレーヤーに対応する「CDとSACDのハイブリッドディスク」(以下 ハイブリッドディスク)を発売すると発表した。SACDは、ソニーとPHILIPSが共同開発した高音質なオーディオCD規格。録音周波数帯域は100kHzまで、またダイナミックレンジも120デシベル以上までと従来のオーディオCDと比較して大幅に拡張されているが、音声のデジタル符号化方式やディスクへの記録方式が従来のCDと全く異なるため、SACDディスクの再生には専用のSACDプレーヤーが必要だった。今回発表されたハイブリッドディスクは、ディスク上で SACD層と通常のCD層を二層構造化し、SACDプレーヤーと通常のCDプレーヤーの両方で再生を可能とするもの。

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