富士山噴火で初の被害予測図
富士山の噴火に備え、政府と関係自治体でつくるハザードマップ(被害予測図)作成協議会は2002年6月12日、中間報告をまとめ、江戸時代の宝永噴火(1707年)規模の噴火を想定した初めてのハザードマップを示した。首都圏に広く火山灰が降り、新幹線、東名高速、羽田、成田の両空港など主要交通機関はマヒし、鉄道で1日当たり約2810万人、飛行機で同約21万9000人に影響すると推定。家屋倒壊やライフラインの断絶も加わり、被害総額は最悪2兆円を超すと試算した。
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