文化庁「日本遺産」初の認定

文化庁は2015年4月24日、各地の文化財に物語性を持たせてPRし、地域活性化につなげる「日本遺産」に、「四国遍路」や「近世日本の教育遺産群」など18件を初めて認定した。同庁は1件数千万円の補助金を出してガイド育成や多言語案内板の設置を進め、共通ロゴマークを作成するなどして海外からの観光客獲得を目指す。日本遺産は、世界遺産や国宝とは違う形で地域の文化財に光を当て、観光振興に活用するのが狙い。歴史的価値や文化的意義を分かりやすく示す「ストーリー」があり、日本の魅力を海外に発信できることなどが基準になる。今回が初の認定で、応募があった83件から18件を選んだ。文化庁は2020年までに100件程度に増やす計画。

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