燃料電池バス、国内初の公道試験

トヨタ自動車は2002年9月27日、燃料電池ハイブリッドシステムを搭載した大型バスの公道試験のため、国土交通大臣認定を取得したと発表した。10月に、国内で初めての燃料電池バスの試験を東京都内などで開始する。認定を取得したのは、子会社の日野自動車の大型路線バスをベースに、トヨタが改良した燃料電池バス「FCHV―BUS2」4台(60人乗り)。屋根に取りつけた350気圧の高圧水素タンクからの水素を使って2基の燃料電池(出力90キロワット)で発電し、2台のモーターを回して走行する。一回の水素の充てんによる走行距離は最大で約400キロ。

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