脳細胞死招く物質を発見

アルツハイマー病の9割以上を占める老年性患者で脳神経細胞の死滅を招いている物質を遠山正彌・大阪大医学系研究科教授らが見つけた。この物質が老年性発病の根本原因の可能性も浮上している。問題の物質をおびき寄せる“おとり物質”合成にも成功し大正製薬と共同で新薬の開発に着手、対症療法的な現在の薬を超える「第二世代」治療薬になる可能性も出てきた。(2002年1月9日)

1