日本初の代理出産

子宮を切除したため妊娠できない姉に代わり、姉の卵子を使って妹が出産する代理出産が、長野県下諏訪町の諏訪マタニティークリニック(根津八紘院長)で行なわれていたことが2001年5月18日に明らかになった。治療は、女性に排卵誘発剤を投与し、卵巣から卵子を採取、夫の精子とで体外受精した上、受精卵を女性の実妹の子宮に移植、妊娠し、2001年春に出産した。生まれた子供の性別などは明らかにされていない。代理出産は、倫理面の批判がある上、妊娠中毒症の可能性があるなどで、日本産婦人科学会が認めておらず、旧厚生省報告書では禁止されている。

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