日本初の水素とガソリン切り替えの自動車公道実験

マツダは、水素でもガソリンでも走行できる「水素ロータリーエンジン」を搭載したスポーツカー「RX−8」の公道での走行実験を始めた。水素とガソリンという2種類の燃料が使用できる自動車の公道実験は世界で初めて。実験用のRX−8は、350気圧の高圧水素ガス(74リットル)とガソリン(61リットル)の二つの燃料タンクを搭載し、運転席のスイッチ操作一つで切り替えられる。水素燃料1回の充てんで走れる距離は約70キロで短いが、二酸化炭素(CO2)を排出せず、窒素酸化物(NOX)もほとんど出さない。マツダは国土交通省の保安基準を満たしたとしてナンバーを取得、2004年10月27日から公道実験を始めた。

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