日本初の散骨規制条例成立

故人を弔うために遺骨をまく「散骨」を墓地以外の場所で規制する条例が、北海道長沼町議会で2005年3月16日可決された。まいた人には罰金、散骨場所を提供した業者には懲役が科される可能性がある。5月1日施行で、厚生労働省によると、散骨を規制する条例は全国初。同町では前年秋、札幌市のNPO法人が経営する会社が私有林で散骨を実施したため、町が農業の風評被害を恐れて撤退を求めたが、法人側は「新しい弔いの形」として継続方針を示したため、町は規制を検討していた。

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