日本初の自治体による生ごみ発電事業

生ごみを電力源として再利用しようと、宮城県白石市が同市福岡長袋に整備を進めていた「生ごみ資源化事業所」(愛称シリウス)が完成し2003年2月14日、試運転を始めた。ごみ減量を目指す狙いから、新エネルギーとして注目されているバイオマス(生物燃料)に着目した取り組み。市によると、自治体が生ごみの発電事業を行うのは全国初。フル稼働するのはことし2003年4月。隣接する市学校給食センターから集めた生ごみを発酵処理し、この過程で生じるバイオガスを使って発電する。電気は事業所内の動力に使い、電熱を利用した温水は、給食センターや敷地内に設けた農業用温室2棟に供給。温室は市内の小中学校に貸し、食農教育に活用する。

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