日本初の「におい条例」制定

焼き肉店やうなぎ店、焼き鳥店などの飲食店から出る「におい」への苦情に対応するため、横浜市は2002年11月28日までに、条例で臭気に数値基準を設け、一定の歯止めをかけることを決めた。12月定例議会に提案する「市生活環境保全条例案」に盛り込む。大規模な工場から発生する悪臭を規制するための数値基準は東京都や札幌市などで導入されているが、小規模な飲食店のにおいを条例で数値化して規制するのは全国初。横浜市によると、基準値となる「臭気指数」は、袋に詰めたにおいを人がかぎ、数値化する「3点比較式臭袋法」という方法で算定。「30」はうなぎのかば焼きやカレーを間近でかいだにおい、「17」は温めたコーヒーのほのかな香り程度などという。

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