日本初「卵子バンク」事業

不妊治療を行う医師や患者会関係者らが2013年1月14日、東京都内で記者会見を開き、民間団体「OD―NET」(岸本佐智子代表、本部神戸市)を設立し、早発閉経などで卵子がない女性に卵子をあっせんする事業を始めると発表した。卵子を匿名で無償提供するボランティアを募る。家族以外の匿名の第三者から提供者を募る団体の設立は、国内では初めて。提供者は子どもがいる35歳未満の女性、提供を受ける側は早発閉経や染色体異常で卵子がないと診断された40歳未満の女性とする。高齢のため自身の卵子での妊娠が難しくなった女性は、当面対象としない。卵子提供者が現れれば、同団体が登録者の年齢や不妊治療歴を考慮し、誰に提供するかを決める。

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