日本初、燃料電池車の限定販売開始

トヨタ自動車は、燃料電池ハイブリッド車「トヨタFCHV」で国土交通省の大臣認定を取得、2002年12月2日から限定販売すると発表した。また、ホンダは同社の初の燃料電池自動車の実用車「FCX」が国土交通大臣認定を受け、やはり2002年12月2日に内閣府にリース販売すると発表した。「世界初の燃料電池車の販売」をめぐり激しい先陣争いを展開した両社は、これで「同着」となる。なお、この12月2日には、ホンダがロサンゼルス市に4台、トヨタもカリフォルニア大学に2台納入することが決まり、米国での販売も国内同様、同着となる。燃料電池車は、圧縮水素ガスを燃料とし、空気中の酸素と反応させて発電しモーターを動かす。二酸化炭素や窒素酸化物を排出しない「低公害車」の本命といわれている。

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