日本初、虐待のケア施設

虐待を受けた子どもに事情を聴く際、児童相談所職員と警察官、検察官がそろって面接を行うことができる施設が2015年2月7日、神奈川県伊勢原市にオープンした。NPO法人子ども虐待ネグレクト防止ネットワークが運営する「子どもの権利擁護センターかながわ」は、米国の司法面接の手法を取り入れたもので、国内では初の施設。虐待を受けた子どもは、児童相談所や警察で繰り返し話を聞かれることで、トラウマを深く負うケースがある。聞き取りを「ワンストップ化」することで子どもがつらい過去を追体験する負担を軽減し、事実確認の正確性を高めるのが狙い。

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