日本初、宇宙実験衛星の帰還カプセル独自回収

2002年9月にH2Aロケット3号機で打ち上げられた次世代型無人宇宙実験システム(USERS)が、超電導磁石材料の結晶成長実験を無事終え、無人宇宙実験システム研究開発機構は2003年5月30日午前4時6分に実験装置の入ったカプセルを本体から分離し大気圏に再突入させた。カプセルは小笠原諸島東方沖への着水に成功し、同日午前中に船で回収される。宇宙実験の成果を米スペースシャトルやロシアのソユーズ宇宙船に頼らず、日本が独自の手段で回収するのは初めて。

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