日本初、ネット動画で最高速度違反の摘発

インターネット動画投稿サイト「ユーチューブ」などで配信された公道でのオートバイ暴走映像をもとに、和歌山県警交通指導課と県警橋本署は2010年3月4日、道交法違反(速度超過および通行区分違反)容疑で会社員の男(42)を逮捕した。県警によると、ネット動画解析による最高速度違反の摘発は全国で初めて。逮捕容疑は、昨年8月16日午前8時50分ごろ、同県かつらぎ町の国道371号(元高野龍神スカイライン)で大型オートバイを運転し、指定速度時速50キロのところを時速188キロで走行。また、前の車を追い越す際に右側の通行区分を2回はみ出した疑い。同署によると、2009年9月「高野龍神スカイラインを猛スピードで走るバイクの動画がインターネットで流れている」と通報があった。映像には速度計と前方の道路が映っており、走行距離と時間で速度を割り出した。

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