日本産トキ絶滅

日本産トキの最後の1羽として新潟県新穂村の佐渡トキ保護センターで飼育されていた雌のキンが2003年10月10日朝、死んだ。死因は老衰とみられる。キンは36歳で、人間でいえば100歳を超える高齢だった。国の特別天然記念物で国際保護鳥にも選定され、「ニッポニア.ニッポン」の学名を持つトキは、同センターにあと39羽いるが、キン以外は中国から贈られたペアと人工繁殖されたひなであるため、日本産トキは事実上絶滅した。

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