日本最長寿チンパンジー

大阪市立天王寺動物園(天王寺区)で半世紀にわたり、子どもたちに親しまれてきた日本最長寿のチンパンジー「シュジー」(53歳、メス)が2003年1月4日、老衰のため死んだ。人間で言えば、100歳前後という。飼育期間51年7カ月も、チンパンジーの国内最長記録。自転車乗りなど曲芸をこなすスターとして、動物園の戦後復興期を支えた。チンパンジーの寿命は通常30〜40歳。シュジーの死で、国内の最長老は神戸市立王子動物園のジョニー(52歳、オス)となった。

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