日本最小の涅槃像

大津市歴史博物館は2014年2月1日、新知恩院(大津市伊香立下在地町)で、国内最小の全長12.8センチの木造涅槃(ねはん)像が見つかったと発表した。涅槃像は国内で三十数例が知られているが、最も小さい。胸に水晶がはめこまれている点も極めて珍しい。作風から、鎌倉時代の仏師・快慶の工房で作られた可能性があるという。涅槃像は釈迦(しゃか)が亡くなる姿を表す。今回の像は2013年5月、新知恩院の寺宝調査で蔵から発見された。外来のビャクダン材を使った一木造り。

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