日本映画が初めて長編アニメ部門でアカデミー賞受賞

米ハリウッドのコダック劇場で開催された第75回アカデミー賞授賞式で2003年3月23日(日本時間24日)、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」(英語名・スピリテッド・アウェイ)が長編アニメーション部門でアカデミー賞を受賞した。長編アニメは昨年創設され、日本映画の受賞は初めて。他に同賞候補となっていたのは「リロ&スティッチ」「スピリット」「トレジャー・プラネット」「アイス・エイジ」で、いずれもハリウッド映画。「千と千尋」は、昨年のベルリン国際映画祭で最優秀作品賞(金熊賞)を受賞したのをはじめ、昨年から今年にかけ、アニー賞4部門、全米批評家賞、ロサンゼルス映画批評家賞、ニューヨーク映画批評家賞など主要な賞をほぼ総なめにしてきた。

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