日本一巨大な石臼と杵のもちつき大会

塩谷町船生の岩戸別(いわとわけ)神社(斉藤正洋宮司)で2004年8月15日、重さ12トン、直径3メートルに及ぶ巨大石臼を使った「第3回日本一のもちつき大会」が開かれた。岩戸別神社には古事記の中で、天照大神(あまてらすおおみかみ)が「天の岩戸」の奥に隠れた際、岩を押し開けて投げ飛ばしたとされる天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)が祭られている。同大会は、天手力雄命の「力持ち」を「力もち」にかけて町おこしの一環として始まった。臼のうえに設置されたやぐらからつるされた、重さ150キロ、長さ2メートルの杵(きね)を、約500人の参加者が「よいしょ」の掛け声とともに交代で引っ張った。約1時間で出来上がったもちは水分を含み約250キロ。もちは神輿(みこし)に乗せられて本殿に奉納された後、きな粉やあんこもちとなり、参加者や子供たちに配られた。

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