糖尿病モデルのブタを初開発

遺伝子導入とクローン技術を組み合わせ、糖尿病の症状を示すブタを世界で初めて開発したと、明治大農学部の長嶋比呂志教授やバイオス医科学研究所(神奈川県平塚市)の梅山一大主任研究員らが2007年8月6日発表した。糖尿病モデルのマウスより体格や生理的反応が人間に近く、膵臓(すいぞう)内でインスリンを分泌するランゲルハンス島の移植手術の技術開発や、動脈硬化などの糖尿病合併症の観察、新薬開発などに利用が期待される。

1