地方競馬騎手が初めてJRAに合格

地方競馬の笠松競馬場(岐阜県笠松町)所属の安藤勝己騎手(42)=岐阜市=が2003年2月13日、JRA(日本中央競馬会)の騎手免許試験に合格した。地方所属の騎手が、中央会の正規の騎手になるのは初めて。かつて同競馬場に所属した名馬「オグリキャップ」の手綱を取った名騎手の中央進出に全国の競馬ファンは期待を膨らませている。安藤騎手は愛知県一宮市出身。76年9月に地方競馬の騎手免許を取得、地方競馬通算3299勝(1万4056戦)を挙げている。87〜88年、笠松競馬時代の「オグリキャップ」の騎手として6戦全勝し、同馬の中央移籍の足掛かりを付けたことでも知られ、自身が中央競馬に特別に参加したレースでも190勝(1646戦)を挙げている。

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