地球深部探査船「ちきゅう」進水式

海底下約7キロのマントルまで掘削することができる世界一の地球深部探査船の進水式が2002年1月18日、岡山県玉野市の三井造船玉野事業所で行われ、「ちきゅう」と命名された。ちきゅうは、日米が主導する「統合国際深海掘削計画」の主役で、今後ドリルのやぐらなどを装備し、文部科学省所管の海洋科学技術センター(神奈川県横須賀市)が2006年から運用する。全長は210メートルで、排水量が5万7500トン。最大150人が乗り組み、海底を掘削して地球レベルの環境変動や巨大地震の発生メカニズムを解明したり、将来のエネルギー源と期待されるメタンハイドレートの分布を調査したりする。

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