大相撲史上初、横綱が反則負け

2003年7月10日、名古屋市の愛知県体育館で行われた大相撲名古屋場所5日目の結びの一番で、東横綱の朝青龍関(22)が、東前頭2枚目の旭鷲山関(30)の大いちょうを引っ張って反則負けとなった。横綱の反則負けは大相撲史上初。朝青龍関は、突っ張り合いから土俵際まで旭鷲山関を追い詰めたが、引いた際に左手の指がまげに引っ掛かり、そのままつかんで旭鷲山関の頭を押さえ付けた。日本相撲協会は1955年、公認相撲規則の審判規則の中で「禁手反則」を発表。頭髪を故意につかんだ場合は負けとした。

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