大規模な海底資源を発見

海洋研究開発機構と千葉工業大、東京大の研究チームは2016年8月26日、小笠原諸島・南鳥島の南東沖の深海底に、レアメタル(希少金属)が含まれる球状の岩石「マンガンノジュール」が広範囲に密集しているのを見つけたと発表した。分布域は北海道の面積のほぼ半分に相当する約4万4千平方キロと推計される。天然資源の管轄が及ぶ排他的経済水域(EEZ)内だが、水深5500〜5800メートルと深く、効率的な引き上げ方法は未確立だが、将来の国産資源の開発につながる成果として期待される。

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