人のしぐさなどの意味を理解して行動するロボット初公開

ホンダが2002年12月11日、東京都港区の本社で報道機関に公開した人間型ロボット「アシモ」の新型は、人のしぐさなどの意味を理解して行動する「知能」を初めて搭載した。係員が「アシモ、こんにちは」と呼びかけると、頭部のテレビカメラで係員の顔を登録データと照合し、係員の名を呼びながら身ぶり手ぶりであいさつ。さらに、係員が指さした所まで移動を命じると、ゆっくり歩いて顔を向け「ここで、いいですか」。このほか、「ついてきて」という命令にも従うなど、「知能」の進化ぶりをアピールした。新型アシモは2003年1月から、従来型と同じ年間約2000万円でレンタルする。ホンダのロボット開発の目標は「家庭内での活躍」。今後は荷物運びなどができるように研究を進める。

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