震災復興策で初、旅行の割引き制度導入

観光庁は2016年5月31日、熊本地震の復興支援策として、7月から12月の期間に九州を訪れる旅行商品について、3万5000円を割引きの上限として最大7割引きとする制度の導入を決めた。震災の復興支援策として旅行の割引き制度が導入されるのは初めて。平成28年度補正予算で計上した同地震復旧等予備費7千億円のうち、180億円を充てる。国が熊本、大分を中心とする九州7県に交付金を渡し、ツアーを企画した旅行会社が県から補助金を受け取る。割引率は時期と地域で異なり、被害の大きかった熊本県と大分県は7月から9月が最大7割引き、その他の九州5県については最大5割引きなどとなる。

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