振り込め詐欺被告に初の賠償請求

振り込め詐欺被害に遭った無職女性が、詐欺容疑で逮捕.起訴された20代の男の被告に対し、警視庁の支援を受けて東京地裁に損害賠償を求める訴訟を起こし、150万円の支払いを受けることで和解したことが2014年12月22日、同庁への取材で分かった。警視庁によると、振り込め詐欺の被害者が警察の支援を受けて民事訴訟を起こし、賠償を求めたのは全国で初めて。民事訴訟を起こしたのは神奈川県内に住む60代の女性。有料サイト代金名目で架空請求する手口で計約430万円をだまし取られた。被告はうち300万円を詐欺グループの仲間から受け取ったなどとして2月に警視庁に逮捕され、その後起訴された。警視庁は女性に損害賠償を求める民事訴訟の手続きを説明し、弁護士を紹介するなど支援。女性は訴訟を起こし、被告側が女性に150万円を支払うことで10月、和解が成立した。 

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