常温で磁石に吸い付く液体発見

常温で磁石に吸い付く液体の化合物を、東京大学理学部の浜口宏夫教授(物理化学)が世界で初めて発見したと2004年11月9日、発表した。こうした化合物は、これまでまったく知られていない。磁性のある液体は液体酸素があるが、マイナス183度以下の極低温でないと液体にならない。浜口教授らのグループは、食塩のようにイオンで構成されながら、常温で液体である「イオン液体」に注目。陰イオンを磁石にくっつくイオンに置き換えた。さまざまな分野で応用が期待される。

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