証明書偽造で教習所指定を初の取り消し

奈良県公安委員会は2003年7月31日、運転免許試験の実技が免除される卒業証明書などの偽造事件を起こした吉野自動車学校(奈良県下市町)の自動車教習所の指定を取り消した。違法な証明書を発行した自動車学校の指定取り消しを定めた道交法の規定を全国で初めて適用した。同校の前経営者桜本忠明被告(60)と前校長枡岡良一被告(40)は6-7月に、暴力団組長らの依頼で証明書を偽造したとして虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕、起訴されていた。

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