少年審判、強盗監禁事件で15歳を初逆送

福島県郡山市で2002年9月に起きた強盗監禁事件で、強盗婦女暴行、監禁、窃盗、詐欺などの容疑で送致されていた同県本宮町の無職少年(16)と同町生まれ、無職少年(15)に対する少年審判が2002年12月5日までに福島家裁郡山支部であり、鈴木桂子裁判官は「刑事処分が相当」などとし、2人を福島地検郡山支部に送致した。2001年4月施行の少年法改正で検察への逆送致対象の下限年齢が16歳から14歳に引き下げられたが、16歳未満の適用は全国で初めて。調べによると、2人は9月2日、同県いわき市小名浜、無職、中島順司被告(33)=強盗婦女暴行、監禁罪などで既に起訴=と共謀し、郡山市内の女性(20)のアパートに宅配便業者を装って侵入。性的暴行を加えて現金やキャッシュカードが入った財布を奪い、3日夕まで監禁。女性のカードで現金を引き出したり新幹線の回数券を購入するなどしていた疑い。

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