初の外国人プロ棋士

将棋の女流3級でポーランド出身のカロリーナ・ステチェンスカ(25)が2017年2月20日、東京の将棋会館で行われた第44期女流名人戦の予選準決勝で勝ち、外国人初の女流プロ棋士(女流2級)に昇格した。外国人プロ棋士は男女を通じて史上初。16歳の頃、マンガ「NARUTO」の登場人物が将棋を指しているのを見て、興味を持った。インターネットでルールを覚え、ネット対局で腕を磨いて、2013年に来日。留学生として山梨学院大に通いながら、女流棋士養成機関「研修会」に入会。15年10月には、仮免許に当たる「女流3級」になった。この日の勝利で「女流名人戦予選の決勝進出」という規定を満たし、正規のプロである「女流2級」への昇級を果たした。

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