初のハイブリッド列車を開発

ハイブリッド自動車の仕組みに似た世界初の“ハイブリッド列車”の試作車1両が完成したとJR東日本が2003年4月8日、発表した。「NE(New Energy=新エネルギー)トレイン」と名付け、5月初旬から栃木県内で試運転を始める。燃費が約2割向上し、エンジンの改良で窒素酸化物や粒子状物質の排出も半分程度減る。数年後から量産し、路線の約4分の1に当たり、ディーゼル列車が走っている非電化区間への投入を目指す。ブレーキ作動時にモーターで生み出される電力を屋根の上にある蓄電池に蓄え、加速時にはディーゼルエンジンで発電した電力と合わせモーターを動かす。

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