史上初、セ・リーグ全球団が負け越し

プロ野球セ・リーグは2015年7月3日、ともに勝率5割だった首位ヤクルトと、2位阪神がいずれも敗れ、史上初めて全6チームが負け越しとなった。ヤクルトは37勝38敗1引き分け、阪神は36勝37敗1引き分けで、ともに負け越しが1。試合のなかった3位巨人は37勝39敗。1〜5位までのゲーム差は、0.5に接近した。セ・リーグは6月16日まで行われたセ・パ交流戦で、パ・リーグに対し44勝61敗3分け、交流戦史上最低の勝率4割1分9厘と大きく負け越した。これが要因となり、6月23日には貯金のある球団が消え、全球団の勝率が5割以下となった。その後も突出するチームが出ず、星のつぶし合いが続いた結果、ついに全球団借金という珍事を招いた。

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