私有地ごみ屋敷のごみ強制撤去、全国初

京都市は2015年11月13日、50代男性が自宅玄関前に積み上げたごみを行政代執行によって撤去した。2014年11月に施行された「ごみ屋敷条例」に基づく措置。私有地に放置されたごみの強制撤去は全国初。京都市右京区の長屋型アパートに住む男性は玄関前通路にごみを高さ2メートルほど積み上げ、奥の部屋で暮らす住民が通行しにくくなっていた。住民の中には車いすの高齢女性もおり、市は「ごみを放置すると緊急時の避難や救急搬送が妨げられ、住民の生命も脅かしかねない状態」と判断した。市はこの日午前10時から、職員5、6人で約2時間かけてごみを撤去。軽トラック6台分を運び出した。

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