在籍生がいる学校法人に解散命令を初適用

文部科学省の大学設置・学校法人審議会は2012年10月25日、債務超過など私立学校法に違反したとして、創造学園大(群馬県高崎市)などを運営する学校法人「堀越学園」に解散命令を出すよう同省に答申した。学園が運営する1大学、2専門学校、2幼稚園に計475人(8月現在)の在籍生がいることから、同省は学生らの受け入れ先確保を優先し、解散命令を出す時期は2013年3月をめどとする。同省は過去にも解散命令を出したことがあるが、在籍生がいる法人への適用は初めて。経営権を巡り理事会に対立があり支援の見通しが立たないことや、学校運営に必要な資産がなく債務超過に陥っているとみられることから、存続不可能と判断した。

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