裁判員裁判で判決の死刑囚、初の執行

法務省は2015年12月18日、2人の死刑を執行した。1人は裁判員裁判で判決を受けた死刑囚で、2009年5月に裁判員制度が始まって以来、初めて市民が判断した死刑囚に刑が執行された。2009年5月30日、川崎市幸区の自宅アパートで大家の男性ら3人を包丁で刺して殺害した殺人の罪で、11年6月に横浜地裁の裁判員裁判で死刑が言い渡され、弁護人が控訴したが同年7月に本人が取り下げ、裁判官のみで裁く高裁や最高裁の判断を経ずに死刑が確定していた。

1