最も高く揚がった気球

岩手県大船渡市の文部科学省宇宙科学研究所、三陸大気球観測所で2002年5月23日、観測用気球の実験が行われ、開始から約3時間半後の午前10時すぎに、気球の到達高度としては世界最高となる高度53.0キロ.メートルを記録した。これまでの世界記録は、1972年に米国カリフォルニア州で記録した51.8キロメートルで、30年ぶりの記録更新。実験は、新しく開発した観測用気球の性能を試すのが目的で、中にヘリウムガスを入れた直径約54メートルの気球(超薄型ポリエチレン製)が使われた。

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