国内初のアナログ停止実験

2年後に迫ったテレビ放送の完全デジタル化のリハーサルとして、総務省は2009年7月24日、石川県珠洲市でアナログ放送の一時停止実験を実施した。NHKと民放各社が午前10時から1時間、同市内の中継局を一部止め、アナログ番組放送を停止。同市のテレビ視聴世帯の半数に当たる約3300世帯が実験対象となった。珠洲市では記念イベントを実施し、会場内にアナログ放送とデジタル放送のテレビを各6台ずつ、計12台設置。10時になった瞬間にアナログ番組放送を停止した。約60人の出席者が見守る中、アナログ放送の6台が、一斉に「リハーサル実施中」のお知らせ画面に切り替わった。 

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