国内初、鳥インフルエンザ感染を確認

京都府丹波町の浅田農産船井農場で鳥インフルエンザの防疫作業をした5人からウイルスに対する抗体が検出された問題で、厚生労働省と国立感染症研究所は2004年12月22日、元従業員1人が感染したと断定し、別の元従業員3人と京都府職員1人の計4人は感染した可能性が高いと結論づけた。国内で鳥インフルエンザの感染が公式に確認されたのは初めて。5人は十分な防護対策が取られる前から鶏舎周辺に立ち入っており、厚労省は「通報が遅れた結果、正式な防護策なしで作業が行われ、感染を招いた」と指摘した。5人とも発症しておらず、今後の発症や、他の人への新たな感染の可能性はないとしている。

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