国内初、西ナイル熱感染患者を確認

厚生労働省は2005年10月3日、米国から帰国した川崎市の三十歳代の男性会社員が、西ナイル熱に感染していたと発表した。国内で患者が確認されたのは初めて。男性は8月28日から9月4日まで米国ロサンゼルスに滞在し、5日に帰国。帰国時に発熱や頭痛、発疹などの症状があり、受診した結果西ナイル熱と診断された。厚労省は、ロサンゼルスが西ナイル熱の流行地域であることや、「蚊に刺された」という男性の証言、西ナイル熱の潜伏期間などから、国内ではなく米国で感染した可能性が高いと判断した。症状は軽く、数回の通院を経て、すでに回復している。

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