国内初、恐竜スピノサウルスの化石を発見

群馬県神流町(旧中里村)で1994年に見つかった化石について、同県立自然史博物館は2003年5月20日、1億−1億2000万年前に栄えた恐竜スピノサウルス類の歯とみられると発表した。同博物館によると、スピノサウルス類の化石発見は国内で初めて。アジアではタイに次いで2例目。南米や北アフリカなどでも見つかっており、長谷川善和館長は「世界各地に生息していた可能性がある」としている。スピノサウルス類は推定で体長12−17メートル、体重4−6トン。水辺に生息し、魚を食べていたとされ、歯はワニに似ているという。

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