国内最大の哺乳類の足跡化石

三重県は2011年5月2日、津市に建設中の新県立博物館敷地の約350万年前の地層から、ゾウの足跡化石が発見されたと発表した。同時代に生息していたミエゾウの足跡と推定される。ミエゾウは1918年に津市芸濃町で初めて化石が発見されたことから名付けられた日本最大の陸生哺乳類で、全長約8メートル、肩までの高さ約4メートル、牙の長さが約2メートルあったと推定されている。1918年に津市芸濃町で初めて歯が付いた下あごの骨が見つかり、学名に「三重」の名が冠せられている。三重県内を中心に東北から九州までの各地で骨などが確認されている。

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