国内最古の「酔象」出土

奈良市の興福寺旧境内で、11世紀末(平安時代)の将棋の駒「酔象(すいぞう)」など4点が見つかり、奈良県立橿原考古学研究所が2013年10月24日、発表した。現在主流の将棋では使われない酔象の駒としては最古。過去の出土例を約250年さかのぼる。酔象の駒は長さ2.5センチ、幅1.5センチ。表に「酔象」と墨書きされていた。ほか2点は表に「桂馬」「歩兵」と書かれ、残り1点は文字が確認できず種類は不明という。

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