国産初の小型ジェット旅客機、初飛行

三菱航空機による国産初の小型ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」が2015年11月11日午前、製造拠点のある愛知県豊山町の県営名古屋空港で初飛行を果たした。MRJは約1時間半の飛行を終えて、午前11時過ぎに名古屋空港に無事、着陸した。三菱航空機によると、初飛行で離陸したのは試験用に製造されたMRJ初号機。同空港に隣接する三菱重工業小牧南工場で、2014年10月に完成(ロールアウト)した。10月29日に国土交通省による飛行許可を取得。初飛行は同空港と周辺空域で実施。航空機としての基本特性(上昇、下降、左右への旋回)を確認することが主目的のため、脚や主翼のフラップ(高揚力装置)などの可動装置は固定したまま飛行した。

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