警察不祥事として過去最大の処分

北海道警の一連の不正経理問題で、道警と警察庁は2004年12月17日、不正にかかわった幹部ら計235人の処分を発表した。停職や減給など計98人が懲戒処分、芦刈勝治道警本部長を含む137人が訓戒。口頭注意を含めると対象は約3000人に上り、警察不祥事としては過去最大となった。芦刈本部長は2003年8月着任以降の組織的不正は確認されていないとして、発覚後の不適切な対応について訓戒処分となった。これらの処分以外に幹部職員や捜査員ら計約2750人を口頭による厳重注意などとした。刑事処分については「個人的利得を図った者はいなかった」として見送る。 

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