警察と鉄道会社が情報交換 事件解決目指し初の試み

すりや置引、痴漢など駅やその周辺で発生するケースの多い犯罪を駅員らの協力で早期に解決しようと、兵庫県警鉄道警察隊は2003年11月4日、鉄道会社に犯人の特徴などをファクスで知らせて、情報を提供してもらう全国初の試みを6日から計143駅で始めると発表した。「セーフティー・アロー・ネットワーク・システム」と名付けられ、鉄道警察隊とJR西日本、阪神電鉄、阪急電鉄など鉄道7社のほか駅売店経営7社も参加。兵庫県南部の各駅で実施される。駅などで犯罪が起きた場合、発生日時や犯人の特徴、逃走経路などを鉄道警察隊がファクスで各社に連絡。駅員や駅売店店員らが、不審者情報などを警察に通報する。

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